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2024/11/01 10:22

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人生に絶望して
死にたくなった男が一人いました。

ある日その男は
人生に疲れはてて
“もう死ぬしかない”
と思って海にやって来ました。

でも男は、
死ぬ前に何故自分の人生がこうなったのか、
振り替えろうと砂浜に座っていたのです。

そうして
いろんなことを考えてると、
一つのビジョンが見えてきました。

それは
砂浜に延々と続く
二人の足跡の映像でした。

その足跡は一体なんだろう？

って男が見ていると

一つは、自分の足跡、
もう一つは、神様の足跡でした。

神様の足跡と自分の足跡とが
4つ並んでいます。

男はそれを延々とずっと見ていました。

どこまで続いているんだろ、、、？

ところが途中で足跡が一人分になっています。
二つの足跡しかなくなっています。

あれ？あそこでどうして
一人分の足跡に変わってるんだろ。。。

どこまでそれは続くかな。。。と見ていると、
また
途中から二人分の足跡になっています。

何故あそこだけ、一人分の足跡になってるんだろ。
あれは僕の人生のどういう時だったんだろ。。。

っと、よーく見ると
なんとそれは、その男が一番悲惨な状態で
辛く悲しい状態の時だったのです。

、で男は、ハッとしました。

『神様!ひどい!!さっきまで
ついていてくれたのに
ぼくが一番ひどい状態の時に
僕が一番ついていてほしい時に
何故僕を一人にして
僕だけ歩かせているんだ!!
神様ひどい!!!』

男は神様に文句を言いました。

『酷すぎます。
あなたが神様なら
どうして僕から離れるんですか!
どうして僕をあんなひどい状態の時に
見捨てるんですか!!』
男は泣いて訴えました。

すると
どこからか声が聞こえてきました。

『男よ。。。
その足跡...よく見て下さい。

それはあなたの足跡ではなく、
私の足跡です。

あなたが辛くて動けなくなったので、
私があなたをおぶって、歩いている、
その足跡なのです...

私は、動けなくなったあなたを背中にのせて
ずっと歩いていました。
ところが、
年月が流れあなたのココロがもう一度、
元気を取り戻しました。

私はもう今なら、
あなたが歩けるだろうと思って
あなたをおろしました。

すると力を得たあなたは、
再び自分の足で歩きはじめたのです。

男よ。嘆き悲しまないで下さい。
私はどこにも行きません。

あなたの歩く道をずっと一緒に歩いています。
だからどうか悲しまずに
悲しいことがあった時には、
いつでも私の名前を呼んでください。

私はいつでも、
もう一度あなたをおぶって
歩くことができますから。。。』

と、言ったのです。。。

男は自分を守ってくれている存在が
そばにあることを
今までしらずにいましたけれど、
それを知ってから
男のココロは強くなって
もう何があってもたおれない強いココロを持って
人生を歩いて行けるようになりました。

by. 著『幸福予告』CDより
佳川奈未