『春は花
夏ほととぎす
秋は月
冬雪さえて
冷(すず)しかりけり』
by.道元
『本来の面目』と題した歌。
良寛さんの辞世
「形見とて何か残さん春は花、
山ほととぎす秋はもみじ葉」の元歌になるそうです。
春は花が咲き、
夏はほととぎすの声がし、
秋は月が美しく輝き、
冬は雪が降って冷たい、の意。
あるがままに見ると、この世は、
人間のはからいを超えて自然の営みを繰り返している。
それこそが、本来の姿、真理そのものだということ。
なお「冷し」を「涼し」(心地良い」と解し、
すべての四季にかけて、この世は何と素晴しいものか、
とも読み込める。

よろしくお願いしまぁす♪
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『行く河の流れは絶えずして、
しかももとの水にあらず、
よどみに浮かぶ泡沫は、
且つ消え、且つ結びて、
久しくとどまりたるためしなし、
世の中にある人と住家と、
またかくの如し。』
by.鴨 長明『方丈記』
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